リフォーム業界でキャリアアップするためには？業界について解説！
1. リフォーム業界の主な会社
リフォーム業界にかかわる会社はリフォームを専門に取り扱う会社をはじめとして、さまざまなものがあります。リフォーム工事は軽微な建設工事であれば建設業の許可を得なくても請け負えることもあり、いろいろな会社がリフォーム業務を手がけています。1-1. リフォーム専門会社
リフォーム専門会社の場合には、最初からリフォーム専門会社として設立されるところは少なく、多くの場合には工務店などからより専門的な業務を行うために設立するところが多いものです。元々工務店などが行ってきた業務のノウハウによって同じお店でも持ち味が異なるのが特徴です。
リフォーム専門会社への就職を考えているのであれば、リフォーム会社ごとの得意分野を調べて、自分がやりたい業務ができるか確認するのが良いでしょう。
1-2. ハウスメーカー
ハウスメーカーはその業務の特性上、新築建物の建築を行うための知識や技術、ノウハウなどが豊富なので、まるで建て替えのようなより大規模なリフォームを行うこともできます。大規模なリフォームはそれだけやり終えた後の達成感も大きいので、大きなリフォームを手がけたいと考えるのであれば、ハウスメーカーを選ぶのもひとつの手です。
1-3. ホームセンター
ホームセンターのお店で請け負うリフォームは小規模なものが多くなりますが、リフォームの際に必要となる道具を一緒に買う場合などに割引が効くところが多いでしょう。そのため、もともとホームセンターの商品だけを購入しに来た顧客にリフォームの提案を行い成約に繋げられます。人と話すのが好きな人や、営業の仕事に魅力を感じるのであれば、ホームセンターが最適なのかもしれません。
1-4. 家電量販店
ホームセンターと同様、お店の商品を購入した顧客に追加でリフォームの提案できます。家電とセットでリフォーム工事を行うことになるので、顧客のリフォームイメージが具体的になりやすくお互いに完成イメージの齟齬が少ないのが特徴です。
1-5. 地場工務店
地場工務店は地域が限定された工務店なので他と比較して地域ごとの特徴を心得ており、地域に合った建築や施工方法を行っています。また、地域を限定することで工務店の顧客の数が大規模なお店と比較してもトラブルへの対応が早く、比較的顧客満足度の高いお店といえます。また、規格化されておらず自由に外装や内装、間取りなどを自由に設計できるので顧客の細かい要望に応えやすいのが特徴です。
2. キャリアアップの方法
リフォーム業界のどの会社が良いか、ある程度の見当が付いたら、次は具体的なキャリアアップの方法を考える必要があります。ここからは、リフォーム業界の中でも一番リフォーム業を近くで感じることのできる大工を例にあげて説明します。2-1. 大工として働くならまずは経験を積む
リフォーム業界には、いろいろな分野の職人たちがいます。その中でキャリアアップを目指すのであれば、まずはしっかりと経験を積む必要があります。経験と実力がなければそもそもリフォーム業界の資格の受験資格がないものも多くあります。
2-2. 経験を積みながら業務知識や技術系の資格を取得する
ある程度の経験を積んだら、その証として業務知識や技術系の資格を取得しましょう。建築大工技能士3級などであれば比較的短い実務経験から受験資格を得られるのでおすすめです。
2-3. 慣れてきたら管理系の資格取得を目指す
経験を重ねてリフォーム業界の仕事に慣れてきたら、管理系の資格取得を目指すと良いでしょう。リフォーム業界の大工は体力仕事のことが多く、年齢を重ねていくと体力的に辛い場面が増えてきます。体力的な限界が来る前に、現場監督として、体力を多く必要とする仕事から大工を取りまとめる管理の仕事へシフトチェンジしていきましょう。現場監督として働くためには建設施工管理技士などの資格が必要となるので、仕事に慣れてきたらこうした管理業務に関する資格の取得を目指すと、早めにキャリアアップできます。
3. まとめ
今回はリフォーム業界とキャリアアップについてお話していきました。リフォーム業界は自分にあった会社を選べれば、やりがいや達成感のあるとても魅力的な業界です。経験を積んでその証としての資格取得や、大工を取りまとめる現場監督になるための資格取得をすることで、最短距離でキャリアアップできるでしょう。リフォーム業界はリフォームの会社に入社て終わりではありません。常に成長を続けることで、仕事の幅が広がり一層リフォーム業界の仕事を楽しめるのです。