2023年05月01日

空間デザイナーは何をする人?仕事の流れや向いている人の特徴を解説!

飲食店やホテルなど外出先で「ここは落ち着く、好きだ」と思う場所はありますか?照明や装飾の色合い
など空間を演出する要素はさまざまですが、こうした空間をプロデュースするのが「空間デザイナー」という仕事です。空間デザイナーと聞いて、具体的に何をする人なのかイメージできる方は多くないでしょう。そこで、今回は空間デザイナーという職業について詳しく解説します。

1. 空間デザイナーとは?

商業施設やオフィスビルなど公共的な場所、あるいは個人の住宅の室内外において空間をデザインし、その場にふさわしいものにするのが空間デザイナーです。「こんな空間にしたい」というクライアントが希望するイメージを形にする職業です。

1-1. 空間デザイナーの役割

空間デザイナーは、インテリアや装飾、照明、ディスプレイを設計して雰囲気に合わせます。その場所を利用する人が使いやすく快適に過ごせる空間にする役割を担っています。 新しい建物の準備段階から関わることもあれば、一からではなく店舗のリニューアルなど既存の設備を利用して内装のみを新しくするといった、プロジェクトの一部を担当することもあるでしょう。

1-2. 空間デザイナーになるには?

空間デザイナーになるには、ベースとなる知識を大学または専門学校のインテリア系学科やデザイン科、建築学科などで学ぶのが近道です。資格は必須ではありませんが、インテリアコーディネーターや空間ディスプレイデザイナーといった関連する資格があると有利でしょう。住宅・建築メーカーやデザイン事務所、設計建築事務所などに就職して、幅広い案件をこなし空間デザインの実務経験を積めばデザイナーとしての実力がつきます。またさまざまな人とつながりができ、こうした人脈は将来独立を考えている場合財産となるでしょう。

2. 空間デザイナーの仕事内容

実際の施工は業者が行いますが、空間デザイナーは、デザインを設計し、イメージ通り工事が行われるよう業者に指示します。空間デザイナーの仕事はどのような流れで行われるのか見てみましょう。

2-1. クライアントと打ち合わせ

クライアントと打ち合わせをして、お互いの意識のすり合わせをしておきます。予算や完成までの時間などの情報を共有し、希望するイメージをくみ取りましょう。全体的なコンセプトについて、空間を使用するのはどのような人なのかなど詳しくヒアリングします。空間デザイナーにとって何よりも大切なのは、クライアントが何を望んでいるのかを聞き出すことです。

2-2. デザイン案を作成し提案する

聞き出した情報をもとに、デザイン案をまとめます。ラフスケッチや図面のほか、模型やCGなどクライアントがイメージしやすいように目で見てわかる形にしていきます。空間デザイナーにはデザインを考えるだけではなく、限られた予算内で実現できるのかを判断する能力も必要です。

2-3. 施工業者を選ぶ

提案したアイデアについてクライアントの了承が得られたら施工業者を決めます。予算内でイメージ通りに仕上げる技術がある業者を選び、互いのイメージするものが同じであるように綿密な打ち合わせを重ねる必要があります。

2-4. 現場のチェック

施工現場に赴き、工事の進捗状況や品質をチェックします。イメージと異なるなど問題がある場合、業者およびクライアントとさらに話し合い、調整していきます。

2-5. 引き渡し

イメージ通りにできているか仕上がりを確認します。期限まで何回かやり直すこともよくあるでしょう。最終チェック完了後引き渡し、一連の工程が終了します。

3. 空間デザイナーに向いている人は?

空間デザイナーに向いている、適性があるのはどのような人なのでしょうか。デザインのセンスだけではなく、それ以外にも必要な資質があることを知っておきましょう。

3-1. 何事にも柔軟に対応できる

空間デザイナーの仕事は、工事が遅れるなど予定通りに進まないことがしばしば起きます。あらかじめ早めに進めておくなどの準備ができる人、急な変更にも柔軟に対応できる人は重宝されるでしょう。

3-2. 行動力・体力がある

空間デザイナーは、クライアントや施工業者との打ち合わせや現場の視察など動き回ることが多い仕事です。また、内装に必要な資材を運び取り付けるといった作業をしなければならない時もあり、行動力とともに体力も必要と言えるでしょう。独立した場合はさらに営業活動もしなければならないため、日ごろの健康管理ができることも大切です。

3-3. コミュニケーション能力がある

空間デザイナーはクライアントのみならず施工業者など、多くの人と協力して一つのプロジェクトを完了させなければなりません。クライアントが満足するものにするには関わる人とのチームワークが大切です。相手の話を理解し、かつ意見が言い合える関係にできるコミュニケーション能力が求められます。

3-4. 向いていない人は?

空間デザイナーは「自分がつくりたい、好きな」空間ではなく、「クライアントが希望する」空間にすることが仕事です。自分が好きなものを作りたい、自由に働きたいという人には不向きと言えるでしょう。

4. まとめ

空間デザイナーはクライアントの要望を聞き、施設の利用者が快適に感じられるよう照明や内装などを使って空間をデザインする仕事です。空間デザイナーは実務経験とコミュニケーション能力、体力が必要な仕事といえるでしょう。

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